株式会社コンテック
2025年 12月 11日 制定

SolarView Airが行う通信について

本書の対象機種

SolarView Airは大きく分けて、下記2種が存在します。
◆ 型式:SV-AIR-MC310
◆ 型式:SV-AIR-MC310-P01(出力制御対応版)
本ドキュメントでは、上記の機種が行う通信について解説します。

通信対象

SolarView Airでは下記@〜Eに対して通信を行います。
- @ABC:SV-AIR-MC310、SV-AIR-MC310-P01で共通です。
- DE:SV-AIR-MC310-P01のみが対象。出力制御を行うために電力会社のサーバと通信します。
 @SolarView Airクラウドサーバ
 Aパワーコンディショナ
 Bメールサーバ
 C時刻サーバ
 D電力会社が指定するスケジュール配信サーバ (以下スケジュールサーバ)
 E電力会社が指定する時刻サーバ

Aを除く通信においてはSolarView Air本体のルーターを使い、モバイル回線から閉域網内に設置されたインターネットゲートウェイを経由します。

以下、それぞれの通信についての詳細を記載します。

@「SolarView Airクラウドサーバ」との通信

発電所のSolarView AirからSolarView Airクラウドサーバに対して下記を通信します。
  • 計測データのアップロード
  • 運転履歴のアップロード
最短、1分間隔で通信し、
・指定時間(初期値は90分間)を超えて通信できない状態
が続くと「データ途絶」状態となります。
クラウド側にてデータ途絶を検知すると、指定されたメールアドレスに通報メールを送信します。※通報設定が有効な場合(B参照)

A「パワーコンディショナ」との通信

パワーコンディショナとはEthernetもしくはRS-485にて通信します。※パワーコンディショナ側仕様に準じます
通信間隔はパワーコンディショナによって異なりますが、数百msec〜数秒間隔です。
パワーコンディショナと通信することで下記を実施します。
  • 発電データの取得(電力、電流、電圧)
  • 警報・故障情報の取得
  • 【SV-AIR-MC310-P01】出力抑制指示
一定時間(数秒〜1分程度)通信できない状態を検知すると「パワコン通信異常」状態となり、
指定されたメールアドレスに対し通報メールを送信します。※通報設定が有効な場合(B参照)

B「メールサーバ」との通信

@Aやパワーコンディショナの異常を検知した場合など、メール送信を行う際にメールサーバと通信します。
SolarView Airから送信するメールには下記の種類があり、内容によってメールの送信元が異なります。

メールの種類 発電所の
SolarView Air
から送信
クラウドサービス
から送信
メール件名
データ途絶 データ途絶発生 [発電所名]
データ途絶復旧 [発電所名]
パワコン通信異常 [発電所名]パワコンX 通信異常
パワコン故障/異常 [発電所名] パワコンX
定期報告 [発電所名] 定期報告 [月]/[日]
出力抑制情報 [発電所名] 出力抑制開始/解除
[発電所名] 出力指令スケジュール空発生
[発電所名] 出力指令スケジュール空復旧
[発電所名] 出力指令スケジュール空予告
初期認証情報 [発電所名] SolarView-Air ご利用開始のご案内
ユーザー登録 ユーザー登録を受け付ました([サイトコード])
パスワード初期化 初期化手続き開始のご連絡
初期化手続き完了のご連絡

C「時刻サーバ」との通信

システム時刻調整(時刻同期)のため、1日1回、SolarView AirクラウドサーバとNTPで通信します。
時刻同期の通信が失敗しても、本体で時刻情報を保持しているため、メール通報は行いません。

DE「電力会社が指定するサーバ」との通信

SV-AIR-MC310-P01においては、電力会社が指定するサーバに対し下記を通信します。

D出力抑制スケジュール
  • 更新スケジュールの取得
  • 固定スケジュールの取得
  • 発電所IDの確認
E時刻同期
  • 指定されたサーバとの時刻同期
DEについては、通信に失敗しても内部に保存したスケジュールで出力抑制を行うため、メール通報は行いません。 ただし、下記いずれかの場合には警報メールを送信します。※通報設定が有効な場合
・スケジュール情報が無くなりそうになった場合
・スケジュール情報が無くなった場合

通信障害に対する対応

通信障害内容によって対応は異なります。
下記の各項目を確認の上、解決しない場合は当社までご相談ください。

データ途絶 ※@の通信
SolarView AirとSolarView Airクラウドサーバ間の通信異常が疑われます。
a) 回線の状態を確認してください。回線の状態は本体のルータのLEDの点灯状態で確認可能です。
b) SolarView Airクラウドサーバのログイン画面「お知らせ」から障害の有無を確認してください。
 SolarView Airクラウドサーバで障害情報がない場合にはSolarView Airのモバイル回線の異常、
 機器の故障が考えられます。
c) SolarView Airの電源を入れ直してみてください。
d) 本状態で定期報告やパワーコンディショナの異常等のメールが届いている場合、
 SolarView Airクラウドサーバ側で障害が発生している可能性があります。当社までご連絡ください。
上記でデータ途絶から復帰しない場合、修理等の対応が必要となります。

パワーコンディショナとの通信異常 ※Aの通信
SolarView Airもしくはパワーコンディショナの通信機能の故障、通信経路の異常が疑われます。
a) 周囲で落雷等が発生していたか、確認してください。落雷による機器故障の恐れがあります。
b) パワーコンディショナの通信線が断線していないか確認してください。
c) パワーコンディショナの通信線の経路の付近にノイズ発生源がないか、確認してください。
d) パワーコンディショナの通信がRS-485の場合、SGからノイズが侵入している可能性があります。
 SG端子の脱着で通信状態に変化があるか、確認してください。
e) パワーコンディショナの通信がEthernetの場合、経路のHUBに故障が無いか、確認してください。
f) SolarView Airならびにパワーコンディショナの電源をそれぞれ入れ直してください。
上記でパワコン通信異常から復帰しない場合、修理等の対応が必要となります。

メールが届かない ※Bの通信
SolarView Air、またはSolarView Airクラウドサーバとメールサーバ間の通信異常が疑われます。
また受信側にて、メールが受信できない状態となっている疑いがあります。
a) メールアドレスの入力が正しいか、設定を確認してください。
b) SolarView Airのモバイル回線に異常が無いか、ルーターのLEDの状態を確認してください。
c) 受信側で「@solarview.jp」からのメールが受信できる状態か、確認してください。
d) 受信側でスパムフィルタ等でメールが隔離されていないか、確認してください。
e) 通報先が複数指定されている場合、全てに対してメールが届いていないか、確認してください。
f) SolarView Airの電源を入れ直してください。

通信障害箇所毎の影響範囲

通信障害が発生した箇所毎に影響範囲が変わります。
下記表の「●」の機能に影響があります。
 (障害箇所:SV-Air本体…SolarView Air、回線…モバイル回線、PCS…パワコン、
   Airサーバ…SolarView Airクラウドサーバ、GW…インターネットゲートウェイ)
障害箇所 閲覧 運転
履歴
通報 発電
瞬時値 帳票 PCS異常 PCS通信 定期報告 データ
途絶
SV-AIR-MC310 SV-AIR-MC310-P01
SV-AIR本体 ●(発電停止)
回線 △3△3△1
パワコン通信 △2△2△2△2
Airサーバ △3△3
GW △3△3△1
メールサーバ
時刻サーバ
スケジュール
配信サーバ
△1
△1…障害発生前に取得済のスケジュールにて出力抑制制御を行う
△2…通信異常が発生しているパワコンに影響あり
△3…障害発生中は閲覧できないが復旧後に障害時のものも含めて確認可能
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